業務用の食品容器は種類が豊富にあり、その中から用途や目的に合わせて選択することで料理をより魅力的にすることができます。業務用なので低コストであることも重要ですが、容器としての使いやすさや料理を美味しく提供できるかどうかも大切なポイントです。温かい料理を提供する場合、コストが低いPSP素材は電子レンジに対応していないので温め直しができませんが、イベント会場でそのまま食べてもらうなら問題の無い容器です。一方、PP配合素材はコストは高いものの電子レンジ対応のものが多いので、冷めても温めなおして美味しく食べられます。
また、近年は植物由来の素材で作られた環境配慮型の業務用食品容器もあり、コストは高くなりますがおしゃれで環境問題への取り組みをアピールできるというのがメリットです。食品容器の形状も選択の際の大きなポイントです。例えばカレー容器なら仕切りなしの容器と仕切りありのもの、中皿付きのものが使用されますが、仕切りなしは盛り付けが楽な反面時間がたつとご飯とカレーが一緒になってべちゃっとしてしまう欠点があり、仕切りありはそういったデメリットを防げますが仕切りのせいで食べづらいという問題があります。中皿付きは容器が増えるのでコストは上がりますが、食べる直前にカレーをご飯にかけられるので双方の問題を解決できます。
料理を持ち運ぶ場合、特に汁っぽい料理の場合は、汁漏れも大きな懸念となります。食べようとした料理が漏れた汁でべちゃべちゃでは、買った人もがっかりしますしクレームにも繋がります。内嵌合蓋という形状の蓋は強く密着して汁漏れしにくいため、テイクアウトの場合はこちらを使用するといいでしょう。