道の駅への出品や移動販売の展開によって、小規模な農家が農作物を直接販売できる機会が増えている今、野菜の梱包材に苦慮している販売者も発生しているでしょう。一般的に農作物は洗浄や加熱を経て、あるいは皮をむいてから消費されるため、収穫時の土や余分な部位を取り除いたそのままの状態で販売されることが多いです。しかし、カボチャや白菜など大型の野菜は少人数世帯で使い切れるようにカットしてから販売されることもありますし、ミカンやトマトなど小型の作物はいくつかをまとめて販売するのが一般的です。こうした販売方法に欠かせない資材を購入するとき、業務用食品容器を取り扱う専門店でも購入できる場合があります。
業務用食品容器はテイクアウトやデリバリーといった飲食業で必要とされる資材を中心に販売されていますが、農作物の梱包に用いられるパッケージ類を取り扱うお店もあります。業務用食品容器の販売店で取り扱われている農作物向けの包装資材には、イチゴパックでお馴染みの透明トレーや、ミカンやトマトのまとめ売りに便利な取っ手付きのビニール袋が定番です。また、玉ねぎなどの販売に便利なネット袋や、葉物野菜やカットした白菜の鮮度を保ちやすい専用の保存袋も購入できます。もちろん、カット済みのフルーツやサラダパックの販売に必要な食品容器も購入でき、100枚前後の小ロットで注文できる商品も少なくないので、販売規模や販売形態に合わせた品選びが可能です。